選択的夫婦別姓制度の成立見込みについて解説

西村ちなみさんが衆院法務委員長に😭すごい。

「委員会」や「委員長」、選択的夫婦別姓制度の成立見込みについて少し解説させていただきました👇

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🌱そもそも「委員会」って?

国会では、法律の制定や予算の議決等々が行われます。その際、衆議院と参議院それぞれで「本会議」と「委員会」という会議が開かれます。

議案(議論する案件)について、まず議員の一部が出席する「委員会」で審査を行い、多数決で一旦結論を出します。

その後、議員全員が出席する「本会議」の場で委員長からの説明を聞き、質疑や討論をし、多数決で最終的な結論を出します。

(そうすることで、全部の議案を全議員で一から話し合うよりも、議論を効率よく進められます。ちなみにこの流れは板橋区議会含む地方議会でも同じ👀)

今回の衆議院選挙で与党が過半数割れしたため、本会議だけでなく、17ある委員会のそれぞれでも野党が多数派となります。そのため、与党は委員会でも本会議でも「数の力で押し切る」ことができず、野党と交渉・折り合いをつけることが不可欠になります。

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🌱「委員長」とは?

「委員長」とは、「委員会」を仕切る役割の人。

中立公正な進行・采配を行うことが原則ですが、与党議員が委員長であれば与党が進めたい通りの議事進行が行われやすく、野党議員が委員長であれば野党の意見も尊重した進行が行われやすくなります。

委員長の権限は大きく、委員の質問に対して首相や閣僚などの回答が不十分だった場合には再度回答を求めたり、採決(多数決での結論出し)を進めたりすることができます。

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🌱選択的夫婦別姓制度の成立見込みについて

選択的夫婦別姓について、各党の態度は以下の通りです。

【賛成】立憲・公明・国民民主・社民・共産・れいわ

【慎重】自民・維新

【反対】参政党

※日本保守党はHP上で言及が無く、考えが把握出来ていません

「制度がただちに成立する!」ということではありませんが、選択的夫婦別姓について議論する場である「法務委員会」の構成の変化(賛成派議員が増えた)と、西村ちなみさんの委員長就任によって、議論は確実に進み深まるのではと思います。

議論や審査の過程が注目されれば世論も盛り上がり、それによっては、慎重な態度の自民・維新両党の中の賛成派議員の動きも活発になるのではないかと思います。衆・参両方で多数派を形成することが出来れば、選択的夫婦別姓制度の法案可決にこぎつけられる可能性も十分にあります。

今後正式決定する法務委員会のメンバー構成も気になるところ。

今後、注目です!

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